皮膚科の豆知識

皮膚科専門医のブログです。日々の小さな疑問を解決する論文を紹介します

手術器具の使い分け(セーレ編)

セーレには様々な種類がありますが、どんな違いがあってどう使い分けるのか、初心者には分かりにくいと思います。

そこで2つのポイントからまとめてみました。

まず刃が曲がっているか、まっすぐかの違いです。 

 

・曲→組織を切るセーレ
・直→糸を切るセーレ

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曲がったセーレ(曲セーレ)は使用するときに組織との間にスペースができ、切離する組織を視認しやすいという特徴があります。

そのため組織を切るときには曲セーレを使用します。

 

一方、糸を切るときには、刃がまっすぐのセーレ(直セーレ)のほうが使いやすいです。

 

次に刃先が丸いか、尖っているかの違いです。

 

・刃先が鈍→術中の糸切り
・刃先が鋭→術後の抜糸

セーレの図

刃先が丸いセーレは誤って組織を損傷してしまう可能性が低いので、手術中に使用します。

一方尖ったセーレは手術中以外、手術後の抜糸の際に使用します。