セーレには様々な種類がありますが、どんな違いがあってどう使い分けるのか、初心者には分かりにくいと思います。
そこで2つのポイントからまとめてみました。
まず刃が曲がっているか、まっすぐかの違いです。
・曲→組織を切るセーレ
・直→糸を切るセーレ
曲がったセーレ(曲セーレ)は使用するときに組織との間にスペースができ、切離する組織を視認しやすいという特徴があります。
そのため組織を切るときには曲セーレを使用します。
一方、糸を切るときには、刃がまっすぐのセーレ(直セーレ)のほうが使いやすいです。
次に刃先が丸いか、尖っているかの違いです。
・刃先が鈍→術中の糸切り
・刃先が鋭→術後の抜糸
刃先が丸いセーレは誤って組織を損傷してしまう可能性が低いので、手術中に使用します。
一方尖ったセーレは手術中以外、手術後の抜糸の際に使用します。