皮膚科の豆知識

皮膚科専門医が日々の小さな疑問を解決する論文を紹介します

薬疹の原因薬剤は何が多いか?

薬疹の原因はどのようなものが多いのでしょうか。

原因薬剤の統計をとった報告があります。

日皮アレルギー会誌 7(3): 115, 1999

【薬疹の原因薬剤】

1. 抗菌薬:41.9%
2. 消炎鎮痛薬:13.0%
3. 循環器用薬:11.7%
4. 抗てんかん薬:10.1%

 

この論文によると抗菌薬や鎮痛薬が原因になることが多いようです。

多数の薬剤が使用されていて原因が特定できない場合は、これらの薬剤から疑ってみてもよいかもしれません。

 

しかしこれらは、ただ処方頻度が高いからなのかもしれないので注意は必要です。

最近は分子標的薬による薬疹の数が増えているため、順位も変わってきているようです。