この度、医学書院様より新刊が出版されます。
本書は『誰も教えてくれなかった皮疹の診かた・考えかた』の続編となる、治療薬の解説書です。
前作を執筆したきっかけは、既存の皮膚科書籍の多くが、診断から治療までを網羅する反面、個々の内容が薄くなりがちであると感じたことでした。
そこで前作では、具体的な治療の記載は敢えて最小限に留め、皮膚疾患の診断法を徹底的に解説しました。
幸いにもその試みが受け入れられたようで、好評を博すことができました。
そして今回のテーマは「治療」です。
診断法の解説は前作に譲り、本書では治療薬の選びかた・使いかたを徹底的に解説しています。
とはいえ、皮膚科治療薬の書籍はすでに数多く刊行されています。
そこで既存の書籍との差別化を図るため、以下の3つのアプローチを取り入れました。
①外用薬だけでなく、経口薬・注射薬・ドレッシング材まで網羅
②「根拠」や「理屈」を体系的に記載
③具体的な症例に基づく、指導医と研修医の対話形式
それぞれについて説明していきます。
外用薬だけでなく、経口薬・注射薬・ドレッシング材まで網羅
既存の解説書の多くは外用薬に特化しています。
しかし実際の臨床現場では、外用薬に限らず多種多様な選択肢から治療法を選ばなければなりません。
そこで本書では外用薬に限定せず、皮膚疾患治療に関わる選択肢を幅広く扱いました。

「根拠」や「理屈」を体系的に記載
既存の書籍は、薬の種類や使いかたを簡潔にまとめたものが多く、短時間で読める一方で、理屈が省かれているため記憶に残りづらいという欠点もあります。
本書は「通読できる治療薬の解説書」をコンセプトに、根拠や理屈を丁寧に記載しました。
AIで断片的な知識が簡単に手に入る今だからこそ、筋道の通った体系的な知識の重要性が増していると考えています。

(出版社試し読みページより)
具体的な症例に基づく、指導医と研修医の対話形式
さらに実際の症例を元にすることで、診療の全体像をイメージしやすくしました。
また、読者の皆様の理解を促すため、指導医と研修医の対話を通じて内容を展開し、それを著者が解説していくスタイルを採用しています。

(出版社試し読みページより)
よろしくお願いいたします。
