2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧
ウイルス感染症の診断では抗体検査が行われます。 急性期のIgM抗体の検出 ペア血清でのIgG抗体価上昇(2倍以上) しかしウイルスの再活性化で発症する単純ヘルペスや帯状疱疹は、抗体検査で診断できるのでしょうか。 単純ヘルペス まず単純ヘルペスについて…
単純ヘルペスと帯状疱疹は見た目が違います。 単純ヘルペスの皮疹は口の周りや陰部に限局しますが、帯状疱疹は帯状に広がります。 また帯状疱疹の方が痛みが強く、皮疹も重篤です。 しかし私たちは本当にこれらを見分けられているのでしょうか。 それを調べ…
単純ヘルペスと帯状疱疹は、ともにヘルペスウイルスによって起こる疾患です。 しかし臨床症状には違いがあり、帯状疱疹では強い痛みを伴います。 この違いはなぜ生じるのでしょうか。 ヘルペスウイルスは感覚神経節の神経細胞に潜在感染しています。 宿主の…
抗ウイルス薬の投与量は、単純ヘルペスと帯状疱疹とで違います。 【バラシクロビルの投与量】 ・単純ヘルペス:1日1000mg・帯状疱疹:1日3000mg なぜこのような違いがあるのでしょうか。 この理由は、帯状疱疹のほうが症状が強いからだと思われがちです。 し…