皮膚科の豆知識ブログ

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接触皮膚炎の原因物質は何が多い?

日常診療で接触皮膚炎に遭遇する頻度は高いですが、原因は何が多いのでしょうか。

日本接触皮膚炎研究班が行った疫学調査を見てみましょう。

日本皮膚科学会雑誌 130 (4), 523-567 NAID: 130007833597

 

パッチテストで原因が判明した接触皮膚炎423例のまとめです。

1. 化粧品・薬用化粧品:54%
2. 医薬品:25%
3. 装身具・装飾品:9%

 

このように原因のほとんどが化粧品と医薬品のようです。

さらに化粧品・薬用化粧品の内訳を見てみましょう。

1. 化粧品:38 %
(化粧下地、化粧水、美容液、フェイスクリーム、ファンデーション、乳液)    
2. 染毛剤:13%
3. シャンプー:12%
4. その他:37%

 

まず最初に疑うのが化粧品。

それ以外に注意が必要なのは染毛剤やシャンプーのようです。