皮膚科の豆知識ブログ

皮膚科専門医のブログです。日々の小さな疑問を解決する論文を紹介します。

足白癬の治療はいつまで続けるのか?

白癬にはどれくらいの治療期間が必要なのでしょうか。

ゼフナートクリームの臨床試験の論文を紹介します。

足白癬患者137人と体部白癬患者61人がゼフナートクリーム外用(1日1回)で治療されました。

西日本皮膚科 55(4):759, 1993 NAID: 130004830924

【症状が改善した患者の割合(体部白癬)】

・2週間:97%
・4週間:100%

 

体部白癬では2週間程度で症状が改善しています。

それでは足白癬ではどうでしょうか。

【症状が改善した患者の割合(足白癬)】

・2週間:60%
・4週間:84%
・6週間:97%

 

足白癬は体部白癬と比較して症状の改善が遅いようです。

足は角質が厚いので外用薬の効果が低いと考えられます。

そのぶん長く治療を続ける必要があるでしょう。

 

さらに足白癬では皮膚症状が治癒した後も1か月程度は外用を続けることが推奨されています。

日本皮膚科学会の皮膚真菌症診療ガイドラインでは外用期間の目安は2~3か月です。